わたし:「フラットは変、シャープは嬰」
「なぜそうなのか不思議に思わない」
生徒:「そうだね、でも考えたことなかった」
わたし:「日本の音階は中国の七声(しちせい)が起源となっているんだ、
七声は、宮(ド)、商(レ)、角(ミ)、変徴(♭ソ)、徴(ソ)、羽(ラ)、変宮(シ)
これと、西洋の音階を結びつけたときに♭ソを変微と表していたことから、♭を変と表したようだね」
「同じように、嬰は中国の音階から派生した日本の七音
宮(ド)、商(レ)、嬰商(#レ)、角(ファ)、徴(ソ)、羽(ラ)、嬰羽(#ラ)
の#レが嬰商、#ラが嬰羽だったことから、#を嬰と表したようだよ」
「つまり、変とか嬰は、日本古来の音階の表記と、西洋音楽の表記のコラボレーションというわけだ」
生徒:「なるほど」
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