先生:「これ『湯島の天神様』の鉛筆だよ」
生徒:「ありがとう」
先生:「湯島の天神様には、学問の神様『菅原道真』がまつってあるんだよ」
わたし:「なぜ菅原道真が『天神様』なのか知っているかな」
わたし:「実は、菅原道真は太宰府に左遷されてしまい、そこで亡くなったんだ」
「ところが、その後、菅原の道真を追いやった人たちに災いが続き、次々に亡くなっていったんだ。」
「また、宮中に雷が落ち、これまた菅原道真を追いやった人たちが多く犠牲になったんだよ」
わたし:「当時の人たちは、菅原道真のたたりと考えて、太宰府に天満宮を造ったんだよ」
「そして、雷を起こす『天神様』としてまつったんだ」
わたし:「時が過ぎて、いつの間にか、菅原道真のたたりのことは忘れられ、学業が優れていたことから、『学業の神様』となったようだね」
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