生徒:「今日はクリスマスイブだね」
わたし:「『クリスマス・イブ』って『クリスマスの夜』っていう意味なんだけど、何で前日の24日なのか分かるかな」
わたし:「実は、教会の暦では、日没から次の日没までを1日と考えたんだよ」
「だから、12月24日が『クリスマス・イブ』『クリスマスの夜』って訳さ」
『 ~ 』
生徒:「この記号なんて読むか分かるかな」
わたし:「波ダッシュ」
生徒:「残念でした」
「半角の時は、『チルダ』って言うんだよ」
わたし:「今日は、冬至だね」
生徒:「一年で一番、昼の長さが短い日だね」
わたし:「まあ、だいたいはね」
わたし:「大昔は、冬至が一年の始まりだったんだよ」
生徒:「えっ、そうなんだ」
生徒:「トマトって果物なのかな、それとも、野菜かな」
わたし:「『野菜』なんだよ」
わたし:「18世紀末のアメリカで、輸入の際にトマトが野菜か果物かで裁判所に持ち込まれたことがあるんだよ」
「そして、判決は『野菜』だったんだよ」
先生:「今日は忘年会なんだ」
生徒:「楽しそうだね」
わたし:「忘年会の起源ははっきりしていないんだけど、室町時代の皇族は『年忘れ』という行事みたいだよ」
わたし:「庶民の間に広がったのは明治時代だね」
わたし:「ここのところ地震が多いけど、日本は環太平洋造山帯に属しているからね」
わたし:「英語で造山帯のことをring of fire っていうんだよ」
生徒:「先生、怖い話をして~」
別の生徒:「だめだめ、トラウマになっちゃうから」
わたし:「『トラウマ』って、どういう意味か知っているかな」
「トラウマっていうのは (trauma. 古代ギリシア語で「傷」のことなんだよ」
わたし:「日本では、外から見えない心の傷のことを『トラウマ』っていっているんだよ」
わたし:「今日は、サマセット・モームが亡くなった日だよ」
「『月と6ペンス』という作品が有名だけど、誰がモデルか知っているかな」
生徒:「知らないよ」
わたし:「ポール・ゴーギャンだよ」
「ゴッホと共同生活をした」
わたし:「討ち入りでござる」
生徒:「先生、何言っているの」
わたし:「今日は、赤穂浪士が吉良上野介邸に討ち入り。主君浅野長矩の仇を討った日なんだよ」
わたし:「今日はねえ、ゴッホがゴーギャンにカミソリで襲いかかり失敗して、自分の耳を切り落としてしまった日なんだよ」
わたし:「二人とも個性の強い画家だから、共同生活すること自体が無理だったんだろうね」
わたし:「ゴッホは耳を怪我した自分の自画像を残しているんだよ」
神奈川のすてきな男性
最近のコメント