生徒:「ヒツジが一匹、ヒツジが二匹…」
わたし:「何だ、眠れないのか」
生徒:「何で眠れないときは、ヒツジの数を数えるんだろうね」
わたし:「それはね、sleep(眠る)というのと、sheep(ヒツジ)の発音が似ていたからさ」
生徒:「先生カッコイイね」
わたし:「お世辞か」
「あっそうそう、『かっこいい』人のことを『二枚目』っていうけど、何でか知っているかな」
わたし:「むかし、芝居をするときに、役者の絵を入り口に掲げていたんだ」
「その絵の『二枚目』に、男役で美男子の人気者を描くことになっていたんだ」
「そこで、『美男子』イコール『二枚目』っていうようになったんだね」
生徒:「先生、古い~ いまは、『イケメン』っていうんだよ」
わたし:「そうか」
わたし:「第1回のノーベル賞物理学賞受賞者は誰だかわかるかな」
生徒:「レントゲン」
わたし:「よく知っていたね」
わたし:「ノーベルはダイナマイトを発明したんだ 残念なことにノーベルの意に反して戦争に使われたんだね」
「ノーベルは自分の資産を元に財団を作り、貢献のあった人に分配するよう遺言を残したんだ」
生徒:「昨日はジョン・レノンの命日だね」
わたし:「ニューヨークのダコタハウス(ジョンの自宅)の前でファンによって銃撃されたんだね」
わたし:「ダコタハウスはニューヨークの観光スポットの一つになっているんだよ」
「毎日多くの観光バスが、家の前に停まっているよ」
わたし:「家の向かいのセントラルパークの中に、『イマジン』の記念サークルがあるんだよ」
わたし:「『シュシュ』をつけているんだね」
生徒:「うん、かわいいでしょ」
「リボンもついているんだよ」
わたし:「『シュシュ』っていう言葉は、もともとは『chouキャベツ』のことなんだよ」
「キャベツが何枚も葉でくるまれていて、可愛い大切なものを扱うイメージがあること
から使われるようになって、それが『愛しいもの』『「可愛いもの』を指すようになったん
だよ」
わたし:「フランスでは「私の可愛い子ちゃん」「僕の愛しい君」と、人に対しても使われるんだよ」
生徒:「西郷隆盛の像が上野にあるんでしょ」
わたし:「そう、あるよ」
「犬を連れた像が」
わたし:「でもね、除幕式の時に、西郷隆盛の奥さんが、この像を見て、『これが西郷隆盛なの』と、意味深な言葉を言ったみたいだよ」
わたし:「つまり、似ていないってことかな」
わたし:「西郷隆盛って本当はどんな人だったんだろうね」
「じつは、1827年の今日が西郷隆盛の誕生日なんだよ」
わたし:「江戸時代の人たちって、今と歩き方がちがっていたみたいだよ」
生徒:「どう歩いていたの」
わたし:「右手と右足を前に出し、次に左手と左足を前に出す いわゆる『なんば歩き』だね」
わたし:「この漢字、何と読むか分かる」
『姦しい』
生徒:「何これ」
わたし:「『かしましい』って読むんだよ」
生徒:「『かしましい』って何」
わたし:「女の人が集まるとベチャクチャとうるさいことだよ」
生徒:「かんぱ~い」
わたし:「おいおい、ジュースで『かんぱい』か」
わたし:「あっそうそう、何で『かんぱい』をするようになったか知ってるかな」
わたし:「中世のヨーロッパでは飲み物に毒を入れての暗殺が多かったんだ」
「そこで、となり同士の人と『かんぱい』して、中に入っている飲み物をとなりの人と混ぜて、お互いの飲み物に毒が入っていないことを確認してから飲むようにしたんだね」
「毒を入れた人がいれば、『かんぱい』することによって、自分の飲み物にも毒が入ることになるからね」
わたし:「『七五三』っていう名字の子がいるんだけど、何て読むか分かるかな」
生徒:「しちごさん」
わたし:「これ『しめ』って読むんだよ」
「ほら、神社にある『しめ縄』は『七五三縄』って書くんだよ」
神奈川のすてきな男性
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