わたし：「タイの首都バンコクの正式名称を知っているかな
」
わたし：「これテレビで取り上げられていたんだけど、とっても長いんだ
」
わたし：「クルンテープ・マハーナコーン・アモーン・ラタナコーシン・マヒンタラーユタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラッタナ・ラーチャターニー・ブリーロム・ウドム・ラーチャニウェート・マハーサターン・アモーンビーマン・アワターンサティト・サッカタットティヤ・ウィサヌカム・プラシット」
「イン神（インドラ、帝釈天）がウィッサヌカム神（ヴィシュヌカルマ神）に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の卓越した宝石のような、偉大な天使の都。」
わたし：「だよっ
」
生徒：「あじさいが咲いてきているね」
わたし：「みんなが花だと思っているのは、実は花じゃないんだよ」
「がくなんだ」
わたし：「あじさいの花は、その真ん中にある点のように小さなふくらみなんだよ
」
生徒：「先生、この頃パイプオルガンの曲を聴いているんでしょ」
わたし：「そうだよ」
わたし：「日本でも、デパートに設置されているんだよ」
「どこだと思う」
わたし：「日本橋の三越だよ」
「１０時、１２時、３時の三回、パイプオルガンの演奏を聴くことができるんだよ」
わたし：「この他にも、東京の築地本願寺にはパイプオルガンが設置されているんだよ」
「仏教とパイプオルガン おもしろい取り合わせだね」
わたし：「アヤメと花菖蒲（ハナショウブ）の違いって何なのか知っているかな」
わたし：「アヤメは乾いたところで育つのに対して花菖蒲（ハナショウブ）は湿地で育つんだよ」
「乾いたところで咲いているのがアヤメ、しめったところで咲いているのが花菖蒲（ハナショウブ）だね」
生徒：「あっ、鳩だ」
「鳩は平和の印なんだよね、でも、どうしてだろう」
わたし：「それはかなり昔からなんだよ」
「旧約聖書に出てくるノアの箱舟の話を知っているかな」
わたし：「ノアの洪水がおさまったときに陸地が再びあらわれたかどうかを調べるために箱舟から鳩が放たれたんだ」
「その鳩がオリーブの小枝を持ち帰ったので、洪水が引いたことがわかるんだ」
わたし：「だからオリーブの葉をくわえた鳩が平和の印になったというわけさ
」
生徒：「シュバイツァーってアフリカで治療に当たった医者だよね」
わたし：「そうだね」
わたし：「彼の好物を知っているかな」
「風月堂のゴーフルだったんだよ」
わたし：「日本人が会いに行くときは、このゴーフルをお土産に持っていったようだよ」
わたし：「彼はパイプオルガンの奏者としても有名だね」
生徒：「『ｃａｌ（カロリー）』って何なの」
わたし：「これは熱量の単位だね」
「ラテン語のｃａｌｏｒ（熱）が元になった言葉だ」
わたし：「水１ｇの温度を１度上げることができるのが、１ｃａｌだよ」
生徒：「円周率ってどこまで続くの」
わたし：「円周率は無限小数だよ」
「どこまでも続くんだよ」
わたし：「あっ、そうそう、いい覚え方があるよ」
「産医師 異国に向こう 産後ヤクなく 産婦み社（やしろ）に 虫さんざん 闇になく」
「３．１４ １５９２６５ ３５８９７９ ３２３８４６２ ６４３３ ８３２７９」
生徒：「ローマ字ってローマで使えるのかなぁ」
わたし：「実は、使えないんだよ」
「ローマ字というのは１６世紀に日本を訪れた宣教師たちが日本語をアルファベット表記するために使い始めた表し方なんだよ」
わたし：「今のローマ字は幕末に日本に来たヘボンという人が作ったんだ」
わたし：「例えば、 『Ｗａｔａｓｈｉ ｗａ Ｈａｎａｋｏ ｄｅｓｕ．』というのを『ワタシ ハ ハナコ デス。』と読むことはできるけれど、その意味を理解できるのは、日本語がわかる人以外世界中のどこにもいないんだよ」
わたし：「あの文字のことをヨーロッパで『ローマン・アルファベット』と言っていたので、それをそのまま『ローマ字』と言っているだけなんだよ」
生徒：「先生、今日はＷ（ワット）の計算方法を練習したけど、消費電力の表示のところにあるこの記号なぁに」
わたし：「これは、ＰＳＥマークといって、法律を守って製造もしくは輸入された『特定電気用品』に表示されるマークだよ」
わたし：「このマークがついているものは、きちんと安全性のチェックを受けた上で売り出されているので安心っていうことだね」
わたし：「電気製品を見るときには、必ず確認するようにしようね」
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